2009年(第3回)参加 まりさん

2009年(第3回)参加 まりさん

2009年に参加され、現在はヴァイオリニストの道を進まれるまりさんにお話を伺いました。

Q. 地球小屋で一番印象に残っていることは何ですか?
ご参加当時のまりさん(画像内左)
ご参加当時のまりさん(画像内左)

田んぼでアイガモと触れ合ったことです。
ーカモたちはみなさんに大人気だったようですね!アイガモのどんな所が印象的でしたか?
抱っこをして触れたカモがとてもかわいかったことと、虫を食べたり”働く”カモの様子が印象的でした。手で触れると見ているより距離も近いし、体でカモを感じられた体験でした。
ーまさに”体験”ですね。
裸足で田んぼに入って、べちゃべちゃした土の中を歩いたことも覚えています。初日に木を削って自分のお箸を作ったことも思い出しました。その時のお箸はまだ家にあります!初めて窯でピザを焼いたりパンを焼いたり、その他のご飯もとても美味しかった記憶が残っています。

Q. 地球小屋での体験や学んだことで、今でもやってみていることはありますか?

もともと私の家では生活全般がオーガニックになるよう心がけていましたが、私自身も地球小屋に参加したことにより一層関心が高まりました。実際大学生の間2回奨学金を頂き短期留学をしましたが、自炊をする中で無意識のうちにもBioを心がけていました。
地球小屋へは、オーガニックに興味が高かった母が背中を押してくれて参加しましたが、近くの人に聞くだけでなく、自分が体験した方がより理解できると思いました。

Q. 今興味がある事や物と、地球小屋がつながっている所はありますか?

地球小屋に参加したことはとても印象深い経験で、今でも折に触れて思い出します。
私はヨーロッパのオーケストラのヴァイオリン奏者を目指してずっと勉強しています。企業がメセナ活動の一環として子ども達にその分野の体験をさせる取り組みの中で、私も心に残る貴重な経験をさせていただきました。私自身も演奏活動を通して世界中の子ども達に音楽を届け、興味を持ってもらうきっかけを作りたいと考える思いの原点の一つとなっています。

ゲスト演奏するまりさん
ゲスト演奏するまりさん

ーご自身が地球小屋などで体験されたような、これからの子どもたちへ届ける活動につながっているのですね。
はい。先日は0歳から参加できるコンサートで演奏したのですが、舞台の前に子どもたちが座れるエリアがあり、みなさん靴を脱いでくつろいで聴いてくれました。普段のコンサートよりお客様との距離が近く、子どもたちが曲に合わせて踊ったり走り回ったりする様子もかわいらしく、演奏が終わった後も感想を聞くことができたりと嬉しい経験でした。
ー会場全体の楽し気であたたかい空気が伝わります!子どもたちと一緒に作り上げたコンサートだったのですね。
そうですね。また別の日は受験前に生徒をリフレッシュさせたいとご希望の塾の先生たちが企画した演奏会で学習塾で演奏しました。受験生なので最初はピリピリしていましたが、演奏が終わった後はみなさん笑顔になっていて、ちょっとでもリフレッシュしてくれたんだなあと嬉しくなりました。
自分で練習しているだけだと嫌になる時もありますが、こうやって聞いてくださる方と触れ合えるとモチベーションアップにつながります!

Q. 現段階での将来の展望を伺ってもよいですか?
地球小屋に参加した年齢の時に一目惚れしたウィーンフィルのライナーキュッヒル先生のレッスン、夢が実現!
地球小屋に参加した年齢の時に一目惚れしたウィーンフィルのライナーキュッヒル先生のレッスン、夢が実現!

来年以降ドイツの音楽大学に進学したいと思っています。
オーケストラはもちろんオペラやバレエも大好きなので、将来は歌劇場やオーケストラの奏者を目指して今後も努力していきたいです。
ーまりさんのヴァイオリンの演奏を通して、子どもたちを含む世界中の人へオペラやバレエ、そして音楽の素晴らしさを伝えてくださるのですね。
普段生活の中でクラシック音楽を聞くことはあまりないかもしれませんが、これからの社会を担う子どもたちが何らかの形で音楽の存在を知り、身体で感じることにより音楽に興味を持ってもらえたら嬉しいです。
音楽は伝承文化なのでいつか廃れることもあるかもしれませんが、これからも子どもたちに伝えていける活動も行っていきたいと思います。


交流を通した体験をかけがえのない糧として、夢に向かって歩まれるまりさん。
ご協力ありがとうございました!


★まりさんのコンサート情報はこちら☟をクリック
  

その他のインタビュー